「市区町村」ってどこまで書けばいいの?迷わない書き方を簡単に解説

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市役所に出す書類などの公式な文書で住所を書く時、「市区町村」ってどこまで書けばいいのか悩んだことはありませんか?

どこでも同じように、市区町村がきちんと区切られているわけではないので迷うことでしょう。

もし書き間違えて書類が戻ってきたり、手続きが遅れたりするのは面倒です。

そこで今回は、書き間違いをしないための正しい「市区町村」の書き方について簡単に解説していきます。

 

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「市区町村」の基本的な書き方

まず、「市区町村」って何を書く欄なのかを確認しておきましょう。

一般的に、住所を書く際は以下の順番で記載します。

  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 町名・番地
  4. 建物名(アパート・マンションの場合)
  5. 部屋番号

この中で「市区町村」に該当するのは、「○○市」や「〇〇群○○町」などです。

ここで重要なのは、市や町の名前までしか書かないということ。

つまり、町名や番地は次の項目に書くべきで、「市区町村」欄に混ぜないようにしましょう。


島根県松江市島根町→松江市
岡山県勝田郡勝央町石生→勝田郡勝央町

 

政令指定都市の場合は?

では政令指定都市の場合はどうでしょうか。

政令指定都市は、「区」という行政単位が設けられています。

でも、その区は独立した自治体ではないので、「市区町村欄」には「市」までしか書かないのがポイントです。

たとえば、「神奈川県横浜市中区」であれば、「横浜市」までが正しい記載です。

そして、続いて「町名・番地欄」のところに区から記載します。

ただし、枠が狭いなど書きにくい場合は、「市区町村欄」に区を記載しても大丈夫です。


広島県広島市中区→広島市
熊本県熊本市北区→熊本市

 

東京23区の場合の書き方

東京23区って、市でも町でもないしいきなり区から始まるし、どう書けばいいのか迷いますよね。

実は、23区は「特別区」として、市に準ずる自治体として法律で定められています。

つまり、「市区町村欄」には「区」を記入することが正解です。

具体的には、「東京都千代田区」であれば、「千代田区」を市区町村欄に記入します。


東京都渋谷区→渋谷区
東京都練馬区→練馬区

 

「郡」が含まれる場合の書き方

次に、「郡」が住所に含まれる場合について見ていきましょう。

「郡」は、町や村が集まった一つの区域の単位で、「市区町村欄」には「○○郡○○町」また「○○郡○○村」と書きます。

「郡」は地方によってはよく見かける地名の一部ですが、書き方がわからないと戸惑いがち。

でもルールはシンプルですので覚えておきましょう。


福岡県糟屋郡粕屋町→糟屋郡粕屋町
鳥取県西伯郡日吉津村→西伯郡日吉津村

 

「市」の後に続く住所について

「市」の後に続く住所は「〇〇町」もあれば、「〇〇」だけの場合もあります。

「市区町村欄」の次が、「町名・番地欄」になっているので、「〇〇」だけの場合少し迷うかもしれませんが、そのまま書いて大丈夫です。

逆に、「〇〇町」だからと言って、「市区町村欄」に「〇〇市〇〇町」と書かないように気を付けましょう。

 

まとめ

正しい住所の書き方を覚えることで、手続きがスムーズになり、ミスも減らせます。

「市区町村欄」の書き方も複雑そうに見えますが、覚えることはあまり多くないです。

下記が今回お伝えしたポイントのまとめです。

  • 「市区町村欄」には「市」や「町」までしか書かない
  • 政令指定都市でも「区」ではなく「市」を書く
  • 東京23区は「区」を記入する
  • 郡が含まれる場合は「○○郡○○町」と正確に書く
  • 「市」の後に続く住所は「町名・番地欄」以降に書く

これらをきちんと分かっておけば、公的書類の住所欄も完璧です。

迷わず正しい情報を記入し、スムーズに手続きを進めましょう。

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