黄土色を使いたくても、絵具の12色セットには入っていなくて、「どうやって作るの?」って迷うことも多いですよね。
私も以前は絵具を買い足してましたが、何度も試行錯誤して自分なりの黄土色の作り方を見つけました。
今回の記事では、黄土色の簡単な作り方やコツなどを紹介します。
さらに、絵具以外の作り方や、黄土色に似た色の作り方についてもお伝えします。
この記事を読み終わる頃には、きっと自分であっという間に黄土色が作れるようになっているはずです。
黄土色ってどんな色?
まずは黄土色のイメージですが、黄土色は、茶色がかった黄色で、どこか懐かしい感じのする色です。
「黄土」という土壌の色から来ている名前ですが、これが絵の中で使われると、なんとも言えない温かみが出るんですよね。
私はこの色を使うとき、何となく昔の田舎道や古い家の風景を思い出します。
黄土色を作る5つの方法
黄土色は、手持ちの基本12色から簡単に作れます。
私が試してうまくいった5つの方法をご紹介しますね。
黄色と茶色で作る
一番シンプルでオーソドックスな方法です。
黄色4:茶色1の割合で混ぜるだけ。最初にやってみたとき、「これだ!」と思いました。
簡単で失敗しにくい方法です。
黄色と紫で作る
ちょっと意外ですが、紫を使うと渋めの黄土色ができます。
比率は黄色1:紫1。最初はびっくりしましたが、塗り重ねていくと自然な黄土色に仕上がります。
紫の量で調整できるので、自分好みの色を作れますよ。
黄色と茶色と緑で作る
黄土色に落ち着きをプラスしたい時にオススメです。
黄色4:茶色1:緑ほんの少しの割合で作ります。緑がほんの少し入ることで、柔らかいけど落ち着いた色になります。
この方法を試したときは、緑をほんの少し加えるだけで全然違う印象になるのが面白かったです。
黄色と茶色と青で作る
青を使うことで少し暗めの黄土色に仕上がります。
黄色4:茶色1:青ほんの少しで試してみてください。暗めのトーンが欲しいときにピッタリです。
個人的には、青を入れるとシャープな印象が出るので、背景色として使うことが多いです。
黄色と赤と黒で作る
黄色を多めに、赤と黒をほんの少しずつ足していく方法です。
黄土色を作る最後の手段と言いますか、これが意外とコツが必要です。
赤と黒が多すぎると焦げ茶色になってしまうので、少しずつ混ぜるのがポイントです。
黄土色を作るためのコツ
色を作るときって、実はちょっとしたコツがあります。
私も最初は試行錯誤の連続でしたが、これらのコツを覚えてからは楽になりました。
ベース色の黄色やオレンジから始める
薄い色から混ぜ始めるのが基本です。
濃い色を先にしてしまうと、微調整が難しくなるんですよね。
特に黄色やオレンジはベース色として使いやすいので、最初に多めに準備しておくと安心です。
絵の具は少しずつ混ぜる
大胆に混ぜるのも楽しいですが、黄土色は慎重に少しずつ混ぜるのが失敗しないための鍵。
急がば回れ、ですね。私は一度にドバっと混ぜて失敗したことが何度もあります。
絵の具以外で黄土色を作る方法
絵の具だけでなく、水彩色鉛筆や普通の色鉛筆でも黄土色を作れます。
それぞれの道具ごとにちょっとした工夫が必要ですが、どれも簡単です。
水彩色鉛筆の場合
黄色で下塗りし、その上に茶色を重ねる方法が一般的。
さらに紫を重ねると、微妙な色合いの調整ができて面白いです。
失敗して濃くなりすぎたら、水でぼかして調整するのもアリです。
普通の色鉛筆の場合
色を完全に混ぜるのは難しいですが、重ねていくことで表現できます。
薄く何度も塗り重ねることで、少しずつ黄土色に近づけます。
焦らずじっくりと、がポイントです。
透明水彩の場合
乾かしてから使うのがコツです。
チューブから出した絵の具をそのまま使うと、色が混ざりすぎてしまうことも。
乾かして固めてから少しずつ削り取り、水で調整しながら混ぜると理想の黄土色が作れます。
黄土色に似ている色の作り方
黄土色と似た色もいくつかありますよね。
ここでは、ベージュとからし色の作り方も簡単に紹介します。
ベージュの作り方
白+黄色+黒で簡単にベージュが作れます。
黒は少量でOK。茶色と白だけではベージュにならないので注意してください。
からし色の作り方
基本は黄色+茶色。
山吹色がある場合は、山吹色+茶色で作るとより鮮やかなからし色に仕上がります。
まとめ
黄土色の付きり方についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
黄土色は手持ちの色を少し工夫するだけで簡単に作れます。
私も最初はどうやって作るか悩んでいましたが、試していくうちにコツをつかめました。
色を混ぜる楽しさ、ぜひ味わってみてくださいね。
黄土色は混ぜる楽しさが詰まった色と言えます。失敗しても何回も試してみて自分が納得する黄土色を見つけてみてくださいね。